DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

初音ミクやがくっぽいどが携帯で利用可能に

4月9日、初音ミクの携帯電話版、がくっぽいどの携帯電話版が相次いでリリースされました。でも携帯電話で初音ミクって、どんなソフト、どんな仕組みになっているのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

携帯電話で利用できる初音ミク、がくっぽいど

NetVOCALOID
初音ミクのケータイ版としてサービスがスタートした「ミクと歌おう」
4月9日、初音ミクを発売するクリプトン・フューチャー・メディアから「ミクと歌おう」、同日、がくっぽいどを発売するインターネットから「ケータイがくっぽいど」というサービスが発表されました。

いずれも携帯電話を利用して、初音ミクやがくっぽいどを実行するという新たな試みです。ご存知のとおり、初音ミクやがくっぽいどはヤマハの音声合成エンジン、VOCALOID2を用いたWindowsベースのソフトであり、メロディーと歌詞を入力することによって、ユーザーの好きなように歌わせることができるというものです。

そのVOCALOID2が携帯電話で利用できるというのは、いったいどういうことなのでしょうか?


ともにまずはauのサービスとしてスタート

NetVOCALOID
がくっぽいどのケータイ版としてサービスがスタートした「ケータイがくっぽいど」
まず、それぞれのサービス概要ですが、いずれもauでのサービスとなっており、ほかのキャリアに関しては今後対応していくとのことです。

またクリプトン・フューチャー・メディアでは、以前から「ミクモバ(初音ミクモバイル」という初音ミクをはじめ、鏡音リン・レン、巡音ルカなどVOCALOIDシリーズの着うた、待受・きせかえコンテンツが勢ぞろいの公式サイトを展開していましたが、今回の「ミクと歌おう」はそれとは別のサービスとなっています。利用料金は月額315円で50回の利用が可能となっています。

一方、インターネットは「ケータイがくっぽいど」が初の携帯向けコンテンツとなっており、ここには着うたダウンロード機能も含まれています。こちらの利用料金は月額315円と525円の2種類があり、前者では50回、後者では100回の利用可能になっているほか、着うたダウンロードのほうは、ポイント制がとられています。
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