難しく考えずすぐに使えるMIDI機能
GarageBandには標準でMIDIのシーケンス機能まで搭載されている |
GarageBandにはMIDIのシーケンス機能も用意されており、オーディオをレコーディングするのと同じ感覚で、MIDIのレコーディングも可能となっています。方法は、「ソフトウェア音源」の中から自分の好きな楽器を選び、その状態で接続してあるMIDIキーボードを弾けばOK。
マイクからボーカルを録音するのと同じ感覚の操作で、MIDIキーボードを弾いた内容をMIDIでレコーディングすることができます。
そして、レコーディングした結果はピアノロール表示することができ、それをエディットすることも可能です。まあ、いわゆるDAWほど高性能なエディタではありませんが、それでも一通りのことはできるようになっているのです。
さらに簡単に一瞬で音楽が作れるMagic GarageBand
Magic GarageBandを使えば、さらに簡単に、誰でも曲が作れる |
しかし、2008年にリリースされたGarageBand '08からは、さらに簡単で便利な機能が追加されています。それがMagic GarageBandというもの。ブルース、ジャズ、ロック、カントリー……といったジャンルを選択すると、ステージ上に、楽器が並び、必要に応じて自分で楽器を交換することが可能になっています。気に入った設定になったところで、プレイボタンを押すと、なんともうそれで曲が完成という、驚くほど簡単なインスタント楽曲作成ソフトとなっているのです。
しかも、必要に応じてもっと細かく設定することができるほか、できあがったところで、「プロジェクトの作成」というボタンを押すと、GarageBandが起動し、いま演奏した曲がGarageBandとしてできあがっているのです。ですから、そこにさらにボーカルをレコーディングしたり、ほかの楽器を加えるなど、さまざまな加工ができるわけです。
ここまで、従来の機能を中心にGarageBandがどんなソフトなのかを紹介してみました。次回は、GarageBand '09に搭載された新機能について紹介します。
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