Gacktの声をベースに開発されたボーカル生成ソフト、「がくっぽいど」。これは大ヒットとなった「初音ミク」とどのような関係にあり、両方ともインストールするとどうなるのでしょうか? 実際に試してみました。
「がくっぽいど」はVocaloid2ベースのソフト
Gacktの声を元に仕立て上げたバーチャル・ボーカル生成ソフト、「がくっぽいど」 |
これは、Singer Song WriterやSound it!などでお馴染みの大阪のソフトハウス、インターネット社が発売したWindows用のバーチャル・ボーカル生成ソフトです。これはYAMAHAが開発したボーカル合成エンジン、Vocaloid2を使ったソフトウェアであり、ボーカルの音声データにはGacktの声をサンプリングしたものが用いられています。
そのため、メロディーと歌詞を入力すれば、Gacktっぽい歌声が簡単に生成できるというわけなのです。
価格はオープン価格となっていますが、実売価格が19,000円前後となっています。
発売元は違うけれど、同じソフトなの?
「がくっぽいど」は、あの「初音ミク」とも同じVocaloid2をベースに作られている |
確かにインターネットとクリプトン・フューチャー・メディアと発売元の会社は異なるものの、ともにYAMAHAが開発したVocaloid2エンジンを採用しているという意味では同じです。初音ミクなどを使ったことがある方ならご存知のとおり、これはVocaloid2 Editorというソフトを起動してデータを入力していくソフトであり、エンジンというよりも画面のデザインから使い勝手まですべてYAMAHAのソフトウェアなのです。
では、クリプトン・フューチャー・メディアやインターネットが何をしているのかというと、誰の声をサンプリングするかの企画を決めるとともに、実際にサンプリング(レコーディング)作業を行った上で、それをデータ化して、パッケージ化しているわけなのです。