UA-25を強化したUA-25EXがまもなく登場(2ページ目)

新開発のマイク・プリを搭載

フロントの2つのコンボジャック入力にはファンタム電源に加え、マイク・プリを搭載

まずUA-25からの強化の第1点目としてあげられるのが、マイク・プリアンプの搭載です。

UA-25もフロントに2つあるコンボジャックにXLRのキャノン端子、または標準ジャックのマイクを接続でき、リアにあるファンタム電源のスイッチを入れることで、コンデンサマイクも利用可能となっていました。

しかし、UA-25EXではそれに加え、マイク・プリアンプを搭載したことで、よりダイナミックなサウンドのレコーディングが可能となっています。このマイク・プリ、RolandがUA-25EX用に新開発したもので、透明感あるサウンドというのを売りにしているようです。

もちろん、従来どおり、右側のINPUT 2にはHi-Zボタンがあり、これをオンにすると、ハイインピーダンス対応となるため、ギターやベースを直接接続してレコーディングできるようになっています。

リミッターに加え、アナログ・コンプも搭載

アナログ・リミッターに加え、アナログ・コンプも搭載。フロントにはスレッショルドのノブが用意されている

強化の第2点目がコンプレッサの搭載です。

UA-25には急に大音量が入ることで、クリップしてしまうことを避けるためのアナログ・リミッター機能は搭載されていましたが、それに加えてコンプレッサも搭載されたのです。

しかもこのコンプレッサはデジタル・コンプではなく、アナログ・コンプ。派手なデジタル・コンプとは違い、温かみがあって、ファットなさ運度を実現できるということです。

コンプレッサというと、スレッショルドとレシオを設定して、入力ゲインやアタックを調整して……と難しいイメージもありますが、このUA-25EXに搭載されたアナログ・コンプは使い方が簡単というのも大きなメリットとなっています。実際、コンプのスイッチを入れて、ツマミでスレッショルド値を設定するだけで、ファットな音に仕上がるというのは、やはり便利です。