DTM・デジタルレコーディング/オーディオインターフェイス

Cubaseとベストマッチなキーボード登場(2ページ目)

YAMAHAからKX25、KX49、KX61という3種類のUSB-MIDIキーボードが発売されます。特徴はズバリ、Cubaseと強力な連携をする機能を搭載したことです。Cubase4 AIもバンドルするこのキーボードを紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

トランスポートやトラック操作はボタンで一発


USB KEYBOARD STUDIO
右側にはトランスポート関連のボタンやミュート、ソロ設定をつかさどるボタンがある
さて、いろいろあるボタン類の中で右側にあるのが、Cubaseをコントロールするためのものとなっているようです。

具体的には、まずはトランスポートボタン。再生、ストップ、録音、ループ、早送り、巻戻しなどの操作がマウスを使わず直接できるのは、やはり便利です。

またトラックのカーソル位置をカーソルボタンで移動できるとともに、ミュート、ソロボタンでの操作が可能です。また、「ASSAIGN1」、「ASSAING2」というボタンがあり、ここにはそれぞれMIDIのクォンタイズコマンド、Deleteコマンドが割り当てられています。さらに、「CUBASE FUNCTION A」、「CUBASE FANCTION B」というボタンもあり、ここにはそれぞれリストエディターウィンドウの表示、ミキサーウィンドウの表示が割り当てられています。


USB KEYBOARD STUDIO
「ADD INSTRUMENT TRACK」、「VSTi WINDOW」という2つのボタンが強力な武器
そして、やはりキーボードであるだけに、かなり便利に使えるのが「ADD INSTRUMENT TRACK」、「VSTi WINDOW」という2つのボタンです。

そう、「ADD INSTRUMENT TRACK」のボタンを押すと、Cubase側では「プロジェクト」メニューから「トラックの追加」-「インストゥルメント」を選んだのと同様の操作ができるようになっており、すぐにソフトシンセを追加することが可能になります。ただし、ソフトシンセの選択自体は、マウス操作が必要になるのでKXシリーズ側だけで完結するわけではないのですが……。

一方、「VSTi WINDOW」を押すと、現在選択中のトラックに組み込まれているソフトシンセの画面が表示されてきます。実はこれがまたうまくできているのです。
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