DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

新生CakewalkのAudio Creator(2ページ目)

2月8日、Rolandの新製品発表会が開催され、さまざまな製品が登場しました。DTM関連製品として登場したのはCakewalkの新製品、Audio Creatorというソフト。今回はこのソフトを中心に紹介します。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

Cakewalk by Rolandとしての新製品


Cakewalkロゴ
by Rolandが追加されたCakewalkの新ロゴ
ところで、今年に入って、Cakewalkのロゴがちょっぴり変わり、Cakewalk by Rolandとなっていたのにお気づきでしょうか?


Audio Creator
新生CakewalkからリリースされるAudio Cleator
実は、1月7日にRolandがCakewalk社の株の約6割を取得したことにより、Roland傘下になったため、ロゴも変更になったのです。まさに「YAMAHA傘下のSteinberg」 vs 「Roland傘下のCakewalk」という図式が出来上がった感じですが、その新生Cakewalkから国内で発売される最初の製品がAudio Creatorというソフトです。

海外においてはPyro Audio Creatorという名前で発表されていた製品ですが、国内ではPyroがとれてAudio Creatorという名称となっています。


SONAR7のエンジンから作った波形編集ソフト


Audio Creator
Audio CleatorはSONARエンジンを使った波形編集ソフト
そのAudio Creator、ひとことでいえば波形編集ソフトです。実は、国内でも以前Cakewalk Pyro 2004という製品があったのですが、これはその後継といえる製品です。ただし、その見た目や機能などは大きく変わっているため、まったく別の製品であると捉えてもいいかもしれません。

波形編集ソフトとしては、インターネットのSound it!、Sony Music SoftwareのSound Forge、フリーウェアのSoundEngineなどさまざまなソフトがありますが、このAudio Creatorは触ってみると、それら既存の波形編集ソフトとはちょっと違った使い勝手になっています。ただ、使ってみると、なるほど、と理解しました。そう、この感覚はSONARの1トラックを操作しているというものであり、まさにSONARから生まれたソフトなのです。

実際、Audio CreatorはSONAR7のオーディオエンジンがそのまま継承されており、内部演算64bit処理、最大192kHzでのサンプリングレート対応が可能となっているのです。
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