毎号新しい素材集も追加されていく
毎号、新しい素材集が追加されていき、号を重ねるごとに、音楽制作の幅が広がっていく |
しかし、その素材集は前述のテーマ曲関連のものと合わせて、毎回CD-ROMに収録されているため、やはり買い揃えていってはじめて充実したSinger Song Writerへと育っていくわけなのです。
もっとも、全巻揃えれば製品版と同じになるというわけでもなさそうです。ソフト本体側は確かにそうなる可能性もありますが、素材集のほうはオリジナルが中心になっているようなので、結果として集大成版も製品版とは違うものになります。
なお、本を買い揃えていくことによって、「音楽・DTM用語辞典」も五十音順に拡充されてくとともに、シンセサイザ音色の解説なども毎回、追加されていく形となっています。
RolandのVSCも同時バンドルされ、使用制限はない模様
創刊号には、Singer Song WriterとともにRolandのソフトシンセ、VSCのVSTi版もバンドルされているのがポイント |
VSCというのはバーチャル・サウンド・キャンバスの略で、Rolandが以前リリースしていて大ヒットとなったSC-55、SC-88などのSC(サウンド・キャンバス)シリーズの音源のソフトシンセ版で、膨大な数の音色を奏でることが可能です。
当然、Singer Song Writer側から呼び出して使えるのがウリとなっているわけですが、このVSCはVSTインストゥルメント用のプラグインであるため、ほかのDAWからも利用できるようです。ためしに、SONAR7を使ってみたところ、無事VSCを認識し、鳴らすことができました。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
以上、創刊されたばかりの「MY MUSIC STUDIO」について簡単に紹介してみましたが、いかがでしょうか?本当に初めてのユーザーが、低コストで通信教育のようにして勉強できるという点では、なかなか面白い教材といえそうです。
ちなみに、第10号において、このAll Aboutの「DTM・デジタルレコーディング」が紹介される予定です。定期購読された方は、ぜひ、どこに載っているか探してみてくださいね。