DTM・デジタルレコーディング/デジタルレコーディング基礎知識

コンボジャック、XLRって何?(2ページ目)

最近のオーディオインターフェイスの多くには一般にコンボジャックと呼ばれるちょっと不思議な形の端子が搭載されています。これはいったいどんな役割を持った端子なのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

プロ向けで高音質を実現するバランス端子


コンボジャック
バランス対応ケーブルは一見、ステレオヘッドフォンの端子のようだが、2chを同時に送るのではなく、逆位相の信号と同時に送ることで音質劣化を極力減らすための仕掛けがされている。
このアンバランスの標準ジャックに対して、バランスの標準ジャックというものも存在します。形状的には、バランス対応の標準ジャックとは先端に二本の黒い線の入った3つの接点を持つタイプの端子です。

なんだ、ステレオ端子じゃないか、と思う方もいるでしょう。確かに形状はステレオのヘッドフォン端子などとまったく同じです。しかし、これ、別にステレオで2ch分の信号を送る端子ではなく、あくまでも1chの信号を送るだけのものなのです。

そう、3つの接点を持つことで、通常の信号のほかに、位相が反転した信号も同時に送り、外部から入り込むノイズを最小限にとどめるための仕掛けを施しているのです。

一般ユーザーが利用することは比較的少ないのですが、業務用として幅広く利用されているケーブルであり、多くのオーディオインターフェイスもこれに対応しているのです。コンボジャックであれば、必ずバランス対応であるというわけではありませんが、実際対応しているかどうかは、スペック表などでチェックしてみてください。


ギターを直接接続するためにはHi-Z対応をチェック


コンボジャック
Hi-Zボタンをオンにすることで、その入力端子がHi-Z対応となり、ギターやベースと直接接続して入力することができる
先ほど、コンボジャックは標準ジャックに対応しているからギターなどと接続できると述べましたが、実は正確にいうと、ギターやベースなどと直接接続するためには、これらがHi-Z対応であることが必要です。

Hi-Zとはハイインピーダンスの略で、入力抵抗が大きいことを意味しています。ギターやベースなどの出力は一般にインピーダンスが高いため、入力側もこれ対応していないと、正しい音で入力することができないのです。

確かにHi-Z対応していない機器でも、まったくギターの音が入力できないわけではないのですが、音質が悪く変質してしまうため、基本的には使わないのが無難です。また、どうしても接続したい場合は、途中にエフェクターなどを噛ますか、ダイレクトボックス(DI)と呼ばれる機器を通すことで、接続可能となります。
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