プラグインセットの追加でエフェクトの数は膨大に
波形編集ソフトを使って、エフェクトをかけるというのもよく使う手段です。デフォルトの状態でも、ディレイ、リバーブ、イコライザ、コンプレッサ、ワウワウ、ハイパスフィルター、ローパスフィルターなど豊富なエフェクトを装備しています。
しかし、もっとすごいのはオプションのプラグインのセットを追加することで、一気に膨大な数のエフェクトを追加することが可能なことです。もちろん、オプションといったって、無料。LADSPA_pluginsというソフトをインストールすれば、数多くのエフェクトを使えるようになるのです。
基本的にAudacityはこのLADSPA(Linux Audio Developer's Simple Plugin API)というプラグイン規格に対応しており、このLADSPA対応のプラグインがすでに数多くあるということなのです。
VSTもサポートしているから好きなエフェクトが使える
VSTイネーブラーを利用することで、数多く存在するVSTプラグインもAudacityで利用することができる |
さらに、VSTイネーブラーというVSTプラグインをサポートするツールもオプションで用意されています(もちろん、これも無料)。WindowsでもMacでも、これをインストールすることで、世の中に数多く存在する優秀なVSTプラグインエフェクトをそのまま使うことが可能になるのです。
ただし、これ、Windows版の場合、標準の状態ではインストーラがCドライブのProgram Filesフォルダの中のPlug-insフォルダにインストールしようとしてしまいますが、このままではうまく動かないようです。これをAudacityフォルダの中のPlug-insフォルダにインストールすると、動作し、手持ちのVSTプラグインもこのフォルダへコピーすれば動作してくれます。
いずれにせよ、非常に高機能で、高性能なAudacity。ぜひ、まずは入手して試してみてはいかがですか?