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ついにCubase 4が発表(3ページ目)

独SteinbergがCubaseの新バージョン、Cubase 4を発表しました。2年ぶりのバージョンアップとなる新バージョンではSXの名称が取れる一方、SLに相当する下位モデルはCubase Studio 4となっています。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

Intel Macへネイティブ対応


ところで、今回のCubase 4も従来と同様、WindowsとMacのハイブリッドとなっています。Windows側の動作環境は従来のCubase SX3と大きくは変わりませんが、注目すべきはMac環境です。

ローラースケート
Sound Frame&MediaBayもCubase 4で追加された強力な機能。各種オーディオ、MIDI、ループファイルはもちろん、プラグインなどについてもコントロールできる
そう、これまではPower PCベースのマシンにのみ対応で、Intel Macにおいてはネイティブではなく、あくまでもRossetaを使っての互換モードでの動作になっていましたが、今回のCubase 4ではPower PCでもIntel Macでもともにネイティブで動作するようになっています。

もちろん最新のVST3のエンジンもIntel Mac環境で動作するようにチューニングされているので、これからもMac環境で安心して使えそうです。


Cubase 4とCubase Studio 4の違い


現時点では国内でのアナウンスがないので、本当にCubase 4とCubase Studio 4という製品名でモノが発売されるのかはハッキリしませんが、とりあえず英語版に関しては海外では10月にリリースされる模様です。

ドイツで発表されている価格はCubase 4が879ユーロ、Cubase Studio 4が399ユーロとなっています。単純に1ユーロが150円と計算すれば、Cubase 4が13万円程度。16%の消費税が含まれていることを考えてもかなりな価格です。国内ではいくらくらいで登場してくるのでしょうか……。

なお、Cubase Studio 4との差を見ると、Cubase Studio 4はサラウンドに対応していないほか、Control Roomに対応していなかったり、プラグインエフェクトの数やソフトシンセの数が少なかったりするようです。この辺の詳細については、国内での発表を待ってじっくりレポートできたらと思っています。
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