Cubaseの開発元、Steinbergの歴史
人気のDAWソフト、CubaseSX。開発元の独Steinbergは20年以上の歴史を持つ老舗 |
一方、会社としては2003年1月に、米Pinnacle Systemsに買収されて、その傘下になりましたが、ビデオを中心としたPinnacleとはあまり、うまい相乗効果を出せないまま2年が経過しました。そしてそのPinnacleからSteinbergを再買収したのが日本のYAMAHAだったのです。
もっとも現在もドイツのSteinberg Media Technnologies GmbHという会社はそのまま存続しており、YAMAHAの一部門になったわけではありません。そのトップは日本人になっているようではありますが、あくまでも独立した1社としての道を歩んでいるようです。
開発メンバーはそのまま。開発は進んでいる
とはいえ、YAMAHAがSteinbergを買収してから、そろそろ2年半。WaveLab 6やVirtual Guitarist 2など、いくつかの新ソフトはリリースされているものの、メインストリームであるCubaseSXは2年半の間、新バージョンは出ていません。ユーザーとしては、非常に待ち遠しいし、どうなるのかと不安も感じていますが、少しずつ動きも出てきているようです。
YAMAHAによると、開発メンバーはほぼそのまま残留しており、各種ソフトの開発を進めているとのこと。まだ何も発表できる段階ではないけれど、ぜひ期待して待っていてほしいという旨のことを話しています。