DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

ドイツMusikmesseで新製品が続々登場(2ページ目)

ドイツ・フランクフルトで開催された楽器の祭典、Musikmesse。今年は予想外ともいえるほど、面白い製品がいろいろ登場しました。そこで、私の視点で気になった製品をいくつかピックアップしましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

YAMAHAからFireWireオーディオI/F登場


GO46
YAMAHAが発表したFireWireオーディオインターフェイス、GO46
1月のNAMMではUSB搭載の低価格ミキサーMW10およびMW12を発表し、国内でもすでに発売されていますが、MusikmesseではFireWireのオーディオインターフェイス2機種、GO44とGO46を発表しました。

ともに、24bit/192kHzに対応した小型のオーディオインターフェイスで、4IN/6OUTでMIDIの入出力も装備、またDTSやDolbyDigitalの再生も可能としたユニークな製品。ソフトはCubase LE、Groove Agent SE、HALion SE、Sample Tank SE、Sonic Synth 2 SE、Amplitube LE and T Racks EQがバンドルされています。

GO44とGO46の主な違いはマイクプリアンプの搭載。GO46には独立してファンタム電源供給が可能なコンボ端子のマイク/ライン入力が搭載されています。アメリカではGO46が439ドルで7月に発売とのことですが、国内の発表が待ち遠しいところです。

ちなみに、今回FireWire接続ではありますが、YAMAHAがこれまで提唱してきたmLANのロゴやコメントは見当たりません。これは方針転換を意味しているのでしょうか……。


KORGからはDTM用のシンセサイザキーボード、microX発表


microX
KORGのDTM用キーボード型シンセサイザ、microX
KORGはミキサー+レコーダーのDigital Recording Studio、D888、スピーカー内蔵のスタイリッシュ・キーボード、Pa50、またKORG Legacy CollectionのM1 software synthesizerの新バージョン1.5など、怒涛のごとく新製品を発表しているのですが、中でも気になったのがmicroXという製品です。

これは25鍵のシンセサイザなのですが、DAWとの組み合わせを想定したUSB搭載のちょっとユニークなキーボードなのです。音源としてはTRITON同様のHIシンセシス・システムで、62ボイス、62オシレータというもの。しかし、USBを搭載していて、microX上のノブがコントローラとして機能するのです。しかも、この音源の音色エディタがスタンドアロンのほかに、VST、Audio Units、RTASに対応したプラグインとして用意されているのです。

価格、発売時期などは発表されていませんが、KORGの広報に貸し出しをお願いしているところなので、詳細が分かったらまたお知らせします。
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