DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

YAMAHAがNAMMでUSBミキサーを発表(4ページ目)

ここしばらくDTM関連製品が出ていなかったYAMAHAがUSB接続のミキサーを2機種、米国のNAMMショウで発表しました。まだ正式なリリースなどは出ていませんが、どんなものなのかを紹介しましょう。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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Windows/MacハイブリッドのCubase LEがバンドル


なお、このMW10およびMW12はドライバなしで動作するとはいえ、本体単独で販売されるわけではありません。DAWとセットで販売するようなのです。

CubaseLE
SteinbergのCubaseシリーズのエントリー版、Cubase LEがMW10およびMW12にバンドルされる
そのDAWに採用したのがSteinbergのCubase LE。そう、前述したとおり、現在SteinbergはYAMAHAの傘下にある会社ですが、YAMAHAのDTM市場復活製品の第一弾にはそのSteinberg製品が採用されたというわけです。

ちなみに、このCubase LEというのはCubase SX/SL/SEの下に位置づけられるエントリー版で、すでにいくつかのメーカーのオーディオインターフェイスなどにバンドルされています。上位の3モデルは3.0というバージョンで、ユーザーインターフェイスが揃っていますが、現在市場に出ているLEはCubase SX/SL/SE 1.0のユーザーインターフェイスとなっており、多少使い勝手なども異なります。とはいえ、48オーディオトラック/64MIDIトラックを装備し、VSTエフェクト、VSTインストゥルメントも使用できるなどシンプルながら多機能なソフトに仕上がっています。もっとも、今回YAMAHAが製品をリリースするのに伴い、Cubase LEがバージョンアップするという可能性も否定できませんが……。

バージョンがどうあれ、当然このCubase LEもASIOドライバが使えるわけですが、MW10およびMW12でASIOドライバがきちんと使えるのかどうかは不明。また、発売時期や価格も分かりませんが、このスペック、内容を考える限り、比較的安価なエントリー製品として登場するものと予想されます。

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