DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

創作活動を刺激する、新たなインスパイアー・ツール SONAR5いよいよ登場(3ページ目)

SONAR4から1年。また新たなバージョン、SONAR5が発表されました。今回の目玉はバリフレーズの搭載と、64bit化などオーディオエンジンの強化です。速報記事としてその概要を紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

REXファイルにも対応


sonar5
REXファイルの再生を可能にしたRXP REX Player
テンポシンク対応のドラムマシン&Groove Boxという感じのプラグインが、RXP REX Player。REX、SFZのループまたは単発のファイルを再生が可能です。MIDIパターンをホストDAWであるSONARへドラッグし、再度アレンジを行うことが可能。マルチモードフィルターをビルトインするとともに、100種類のREXファイルが付属しています。

またAnalog SynthとしてはProject5でおなじみのPSYN II、さらにはPentagonという2種類のアナログモデリングシンセが搭載されています。これによりラップやヒップホップ、ダンスミュージックで活用できるベースやリードサウンドが威力を発揮します。

さらにKINETICでおなじみの、RolandのMC-303、MC-505などのGroove BoxサウンドをRoland GrooveSynthも搭載されているのです。

ワークフローのさらなる向上


sonar5
SONAR5では基本機能の向上や操作性の改善なども図られている
そのほか、操作性の面でも細かくいろいろと強化されています。数えるとキリがないほどですが、そのいくつかを列挙すると
・プラグインやエディットビューは、トラックビューにドッグイン可能。タブで切り替えが可能。
・インライン・ピアノロールをトラックビューに新搭載。
・フィルターやMIDIノート、コントローラーを同時に表示可能。
・クリップ単位でのエフェクト挿入が可能。
・クリップ単位でのエフェクト・オートメーションが可能。
・自動遅延補償機能装備
・最大ピークの値、位置をオーディオトラック、シンセトラック、バスに表示。
・自動でピークの位置を表示。録音時もリアルタイムにピーク値を表示。
・プロジェクト全体から、レベルオーバー及びピークを素早く検出可能。
などなど。それほど派手な機能強化というわけではありませんが、SONARは着実に使いやすいソフトへと進化しているようです。
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