ネットの向こうの演奏をリアルタイムにレコーディング
海外とでもタイムラグなしで、ビデオチャットのようなやりとりができる |
このDMLというプラグインを双方にインストールした上で接続すると、ちょうどビデオチャットのような状態になります。相手の顔がディスプレイ上で確認でき、マイクで話かければ電話のようにやりとりが可能です。まあ、電話というよりも、レコーディングスタジオのスタジオ側とコントロールルーム側といった感覚のほうが近い感じです。その後、ビデオチャットでセッティング状態をお互いに確認した上でレコーディングボタンを押せば、先方の演奏が完全に同期が取れた状態で、レコーディングでき、リアルタイムにモニタできてしまうのです。
ネットの向こう側と完全同期
digital musician netの日本支部でドイツと同期してのレコーディングの実際を見せてもらった |
「とりあえず、レコーディングの練習のため、メトロノームがなるように設定して」と向こうに伝えると、すぐにOKの返事。「じゃあ、テンポ100で録るから、ギターのセッティングをお願い」というと、向こうが演奏するギターの音が手元にモニタから聞こえてくる。「じゃあいくよ」とレコーディングボタンを押すと、向こうも同期して動き出したようで、クリックに合わせてドンピシャな音で演奏され、そのままトラックにレコーディングされてしまったのです。
あまりにもスムーズな動きに、「え?本当か?」と目の前の出来事を疑ってしまうほど。試しにドイツ側でプレイボタンを押してもらうと、すぐに手元のCubaseSXも動きだし、テンポを動かせばそれにも追随します。