DTM・デジタルレコーディング/オーディオインターフェイス

2年ぶりに投入されたUSB 2.0オーディオの第2弾 EDIROL UA-101登場

UA-1000から約2年。長い沈黙を破ってEDIROLがUSB 2.0オーディオの普及機、UA-101を発表しました。FA-101のUSB 2.0版ともいえるスペックのこの新モデルはどんな意義を持ったマシンなのでしょうか。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

USB 2.0撤退の憶測を払拭


USB 2.0対応のオーディオインターフェイス、UA-1000の発表があったのがちょうど2年前。EDIROLではいち早くUSB 2.0対応の製品を出しながら、後続機種がないままに長い時間が経過していました。USB 1.1デバイスは今売れ筋のUA-25ほか、さまざまなものを投入しながら、USB 2.0が出ないということで、EDIROLはUSB 2.0から撤退したのでは、といった憶測も流れていたほどです。

その背景にはFireWire(IEEE1394)対応の
FA-101FA-66といった製品を出したことがあったわけですが、そうした憶測は今回のUA-101の発表により、完全に払拭されました。

スペック的にはほぼFA-101と同等


見た目はUA-1000と同様のメタリックブルーと黒のツートンで、その端子等を見る限り、レッドカラーのFA-101と酷似しています。実際のそのスペックはFA-101とほぼ同等となっています。

UA-101
FA-101とデザイン、スペックともそっくりなUSB 2.0対応のオーディオインターフェイス、EDIROL UA-101
具体的には24bit/192kHzに対応したオーディオインターフェイスで、アナログ8ch、デジタル2chの計10in/10outというものです。また96kHzまでは10in/10outが可能だが、192kHz動作時には6in/6outに制限されるという点でもまったく同じです。


またボディーの写真からも分かるとおり、フロントにXLRのコンボジャック入力が2つあるほか、リアにはバランス対応のTRSフォン端子が8つ用意されています。また、デジタルはオプティカルのS/PDIFのみに対応しており、入出力ともにフロントに端子が用意されています。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます