DTM・デジタルレコーディング/オーディオインターフェイス

2年ぶりに投入されたUSB 2.0オーディオの第2弾 EDIROL UA-101登場(2ページ目)

UA-1000から約2年。長い沈黙を破ってEDIROLがUSB 2.0オーディオの普及機、UA-101を発表しました。FA-101のUSB 2.0版ともいえるスペックのこの新モデルはどんな意義を持ったマシンなのでしょうか。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

FA-101よりも強化された5つのポイント


UA-101
ドライバとして組み込まれるミキサーを使ってモニタ出力するチャンネルのレベル調整を行う
ただし、正確にいうと、FA-101とは違う点もいくつかあります。その第1点目は、リアに用意されたMONITOR OUTという端子。そう、これは名前のとおり、モニタ専用の出力端子であり、ドライバとして組み込まれるミキサーで、どの出力チャンネルをモニタへ送るかの設定ができるようになっています。


また入力端子が+4dBuと-10dBuの切り替え式になったのも強化点のひとつでしょう。まあ、通常はどちらかに固定して使うことと思いますが、その切り替えは端子左側にあるディップスイッチで行うようになっています。

さらに、ANALOG DEVICESの高速なDSPを搭載したことにより、音質が向上したのも大きなポイントです。具体的には、Direct MonitorをいじるとFA-101などノイズが載るケースがありましたが、そうした問題が解消されています。

4つ目はリミッタを搭載したこと。UA-25などに搭載されて非常に好評なリミッタがここに搭載されたのです。FA-66にも同様なリミッタが搭載されていましたが、これにより過入力に対するリスクヘッジが可能となったわけです。

そしてもうひとつが音量を設定するつまみが電源スイッチを兼ねたこと。つまり、最小レベルへ左へボリュームを絞るとスイッチオフにできるのです。どうでもいい機能のようにも思いますが、これが結構便利。というのは、FA-101やUA-1000などでは、サンプリングレートを切り替えた後、FireWire端子やUSB端子を挿抜する必要がありましたが、このスイッチがあれば、一旦オフにしてからすぐオンにするだけでいいわけです。
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