何度も噂には登場してきたUSB 2.0対応のオーディオインターフェイス。USB 1.1用の製品がいろいろ出ているので、誰もがUSB 2.0対応のものが出ることを期待していたわけですが、ついに世界初となる製品が、エディロールからUA-1000という型番で発表されました。3月6日に、緊急速報ということで、このUA-1000について概略をお伝えしましたが、その後もう少し詳しい情報が入ったので、それらについてまとめてみたいと思います。

 1998年7月、エディロール(ローランド)はUSB 1.1に対してもやはり世界初のタイミングでUA-100というハーフラックタイプの製品を出しましたが、今回のUSB 2.0対応のものはUA-1000というネーミングです。月5日~9日にドイツ・フランクフルトで開催された楽器関連の大規模展示会、「ムジーク・メッセ」での発表となったのです。

 UA-1000というネーミングからも想像できるとおり、現行の製品であるUA-5やUA-700の上位版という位置付け。USB2.0のサポートにより、24bit/96kHz使用時でも独立10チャンネルの同時録音再生を実現しています。

 ご存知の通り、USB 1.1は最大12Mbpsであるため、オーディオの転送用のインターフェイスとしては限界がありました。その結果、16bit/48kHz程度であればステレオでの録音・再生を同時に行うことが可能であったのに対し、24bit/96kHzでは録音のみ、再生のみしかできないという制約があったのです。

 しかし、USB 2.0は正式にはHi-SPEED USBというもので、最高で480Mbpsの転送レートを持ち、USB 1.1の40倍の帯域幅となっています。そのため、UA-1000では10イン/10アウトを装備し、その独立した10チャンネルを同時に録音・再生することが可能になっているのです。また、UA-1000の内部演算は40ビットでプロセシングする設計になっているため、高速でかつ高品位でのやりとりが可能になっています。