Cubasis VSTの後継でCubase SEの下位
Cubasis VST自体もそれなりの性能を持ったDAWですが、ちょっと世代的に古いソフトでした。ご存知のとおり、現在のCubase SXはバージョン3となりましたが、そのバージョン1のさらに前の世代がCubase VST 5というソフトでした。Cubasis VSTはそのCubase VSTのエントリー版との位置づけであり、ユーザーインターフェイスなども、現状のCubaseとはだいぶ違うものなのです。
そんな中で登場したCubase LEはバンドル版ということで、もっとも低い位置づけですが、ユーザーインターフェイスがCubase SXのものと同等となり、起動してみると確かにCubase SXと見分けがつかないほどです。そして、しっかり日本の対応もしており、Cubase SXユーザーなら何の違和感もなくすぐに使えるはずです。
見ればわかるとおり、ユーザーインターフェイスはCubase SX3ではなく初代のCubase SXと同じものになっている |
48オーディオトラック、8VSTインストゥルメント……
このCubase LE、スペック的には、以下のようなものになっています。
48オーディオトラック
64MIDIトラック
VSTインストゥルメントを同時に8つ起動可能
1チャンネルにつき2つのインサーションエフェクト
チャンネルごとに4つのセンドエフェクト利用可能
VST System Link対応
ReWire2サポート
基本的なオーディオ編集機能やMIDI入力機能、またスコア表示機能など、一通りそろっているので、初心者にとっては十分すぎるほどの機能を備えています。
Cubase LEに標準で入っているVSTインストゥルメントはLM-7、VB1そしてUniversal Sound Moduleの3種類 |