E-MUブランドはそのまま継続
サンプラーメーカーであるE-MU Systemsの技術のすべてを集結させてソフトウェア化したEmularotX。標準で2GBもの音色データがバンドルされていて、読み込めばProteusにも変身してくれる |
彼らとしては、これらの製品性能、コストパフォーマンスで他社を一掃していきたい、としています。とはいえ、今回登場したのはすべてPCIバス接続の内蔵インターフェイス。最近はFireWireブームともいえる状況なので、これらのラインナップだけですべて一掃というのは難しいようにも思えます。そういう意味では、今後Creative Professonal E-MUのブランドで、どんな製品を出してくれるのか、非常に楽しみなところです。
ところで、もう一点気になる今後のエンソニック・ジャパンですが、従来のハードウェア製品のサポートを行う形で会社は継続していくとのこと。逆にいうと、従来からの音源モジュールやキーボード製品などは販売を中止し、今後も当面新製品を出さない模様です。これはE-MU Systems側の方針のようですから、仕方のないところでしょう。とはいえ、Proteusのサウンドなどは、すべてライブラリ化し、ソフトサンプラーのEmulatorXで利用できる形になっています。また、今後も新しいライブラリが登場してくるようなので、これについても楽しみにしたいところです。