でも、たった3,500円となると、大したソフトじゃないと多くの人が思うのではないでしょうか?ところが、これがなかなか侮れないソフトで、下手な市販ソフトよりも強力な機能を持っているのです。このソフトの特徴を箇条書きであげると
・MIDIとオーディオを統合し、MIDI、オーディオそれぞれ256トラックを装備
・オーディオは24bit/192kHzでのレコーディングが可能
・MIDIレコーディングは、リアルタイムレコーディング、ステップレコーディングをサポート
・MIDIエディタとしてイベントリスト、ピアノロール、スコアロールを装備
・ASIOドライバのサポート
・リアルタイムエフェクト処理が可能
・オリジナルエフェクトを20種類以上装備
・オリジナルソフトシンセを4種類装備
・VSTプラグインエフェクトをサポート
・VSTインストゥルメントをサポート
・強力なミキサーを装備
・サラウンドミキシングが可能
といった感じになります。
では、これらの特徴をもう少し具体的に紹介していきましょう。まず、曲全体を見渡せるトラックウィンドウというものがあり、ここがMIDI用とオーディオ用に分かれています。MIDI用の場合、ここで全体構成を作りながら、細かくは各エディタで作業していくことになります。
先ほど特徴でもあげたとおり、エディタとしては、数値で細かく編集していくイベントリスト、音の高さと長さをグラフィカルに表現するピアノロール、そして譜面で表示していくスコアロールの3種類があります。これらは、ほかのDAWソフトのMIDI機能、MIDIシーケンスソフトのものとほぼ同様と考えていいでしょう。
また、オーディオデータに関しても、波形を見て、それをある程度編集することも可能となっています。いわゆる波形エディタ的な機能まではないものの、カット&ペーストなどは可能です。