DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

国産シェアウェアMusic Studio Independence 3500円DAWソフトの実力(2ページ目)

たった3500円という価格で、MIDI・オーディオのレコーディングからミキシング、エフェクト、ソフトシンセ機能まで持ったDAWソフトがあるのをご存知ですか?今回はそんなソフトを紹介しましょう。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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でも、たった3,500円となると、大したソフトじゃないと多くの人が思うのではないでしょうか?ところが、これがなかなか侮れないソフトで、下手な市販ソフトよりも強力な機能を持っているのです。このソフトの特徴を箇条書きであげると

 ・MIDIとオーディオを統合し、MIDI、オーディオそれぞれ256トラックを装備
 ・オーディオは24bit/192kHzでのレコーディングが可能
 ・MIDIレコーディングは、リアルタイムレコーディング、ステップレコーディングをサポート
 ・MIDIエディタとしてイベントリスト、ピアノロール、スコアロールを装備
 ・ASIOドライバのサポート
 ・リアルタイムエフェクト処理が可能
 ・オリジナルエフェクトを20種類以上装備
 ・オリジナルソフトシンセを4種類装備
 ・VSTプラグインエフェクトをサポート
 ・VSTインストゥルメントをサポート
 ・強力なミキサーを装備
 ・サラウンドミキシングが可能

といった感じになります。

では、これらの特徴をもう少し具体的に紹介していきましょう。まず、曲全体を見渡せるトラックウィンドウというものがあり、ここがMIDI用とオーディオ用に分かれています。MIDI用の場合、ここで全体構成を作りながら、細かくは各エディタで作業していくことになります。


先ほど特徴でもあげたとおり、エディタとしては、数値で細かく編集していくイベントリスト、音の高さと長さをグラフィカルに表現するピアノロール、そして譜面で表示していくスコアロールの3種類があります。これらは、ほかのDAWソフトのMIDI機能、MIDIシーケンスソフトのものとほぼ同様と考えていいでしょう。


また、オーディオデータに関しても、波形を見て、それをある程度編集することも可能となっています。いわゆる波形エディタ的な機能まではないものの、カット&ペーストなどは可能です。
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