1998年7月、エディロール(ローランド)はUSB 1.1に対してもやはり世界初のタイミングでUA-100というハーフラックタイプの製品を出しましたが、今回のUSB 2.0対応のものはUA-1000というネーミングです。月5日~9日にドイツ・フランクフルトで開催された楽器関連の大規模展示会、「ムジーク・メッセ」での発表となったのです。
UA-1000というネーミングからも想像できるとおり、現行の製品であるUA-5やUA-700の上位版という位置付け。USB2.0のサポートにより、24bit/96kHz使用時でも独立10チャンネルの同時録音再生を実現しています。
しかし、USB 2.0は正式にはHi-SPEED USBというもので、最高で480Mbpsの転送レートを持ち、USB 1.1の40倍の帯域幅となっています。そのため、UA-1000では10イン/10アウトを装備し、その独立した10チャンネルを同時に録音・再生することが可能になっているのです。また、UA-1000の内部演算は40ビットでプロセシングする設計になっているため、高速でかつ高品位でのやりとりが可能になっています。






