VSTプラグイン
VSTインストゥルメント

VSTのプラグインの歴史の中で、最初に登場したのがVSTプラグインとかVSTエフェクトという呼び方をされるエフェクトのプラグインです。これはMIDIではなく、あくまでもオーディオ用のエフェクトなのですが、たとえば、リバーブのVSTプラグインをレコーディングソフトにインストールすることにより、そのソフトにリバーブの機能が追加されるというものです。

では、ユーザーの立場で考えたときにVSTプラグインの何が嬉しいのでしょうか? それは、とにかくエフェクトの選択肢が増えるということでしょう。たとえばCubase SXには、それ自体に40種類以上のVSTプラグインが同梱されています。しかし、世の中には市販のパッケージソフト、シェアウェア、フリーウェアなど膨大の数のVSTプラグインが存在しており、これらをインストールすれば、Cubase SXの機能が拡張され、同梱されているエフェクトとまったく同じように使うことが可能になるのです。
ところで、ここで気になるのが対応機種ではないでしょうか?そうこのVSTはWindowsにもMacintoshにもある規格となっており、実際、Windows/Macintoshに両対応というソフトが存在します。が、もちろん、それはWindows版とMacintosh版の2つが存在していることを意味しており、同じプログラムを両方で使えるというわけではありません。またMacintosh用においては、OS8,9版とOS X版と分かれているものもあります。
→ エフェクトの基礎知識