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画面を見てもわかるとおり、このソフトは本物のMOOG-IIIcとそっくりで、MOOG-IIIcと同様のモジュールで構成されています。またケーブルによるパッチングで音作りを追求することができるようになっているのですが、この接続がまたちょっとユニーク。そうREASONと同様に、マウスでケーブルを接続するとき、ぶらぶらと揺れるなど、非常に芸が細かいのです。
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そして、肝心の音を作り出す元であるオシレータやフィルタの特性は、Arturia社が開発したTrue Analogic Emulation (TAE,特許出願中)という画期的な技術によって完全に解析され、今までに類を見ない精度で再現しているのです。実際、会場でβ版の音を聴かせてもらいましたが、まさにMOOGっぽい図太いサウンドが飛び出してきます。
なお、このMOOGIIIvには著名アーティスト、プログラマーによる膨大な音色ライブラリーも制作進行中とのこと。2003年1月にロサンゼルスで開催されるウインターNAMMにて正式なアナウンスが予定されています。