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Synthesizer Festa 2002レポート MOOGエミュレータ登場!(2ページ目)

11月29日、東京の恵比寿でSynthesizer Festa 2002が開催されました。ここにはレトロシンセが展示された一方、各楽器メーカー、ソフトハウスなども集結し、新製品も発表されました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

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 一方、ブースのほうを見てみると、各社新製品を展示しておりました。スタインバーグ・ジャパンではCubase SXが人気となっていましたし、メガフュージョンではREASON 2.0が、ローランド/エディロールでは、USB対応のMIDIキーボードソフトシンセなど、各社ともさまざまな製品を展示し、人が集まっていました。
 そんな中、この会場でが初公開となった製品も、わずかながらありました。そのひとつは、氏家氏が率いるアイデックス音楽総研のブースにあった、ソフトシンセです。そうアイデックス音楽総研では、以前より統合型ソフトシンセSTORMというものを扱っており、現在ではSTORM 2.0が発売されています。このSTORMを開発したフランスのArturia社が新たにMOOG IIIのエミュレータシンセを開発し、展示していたのです。これは、世界初公開となるものだそうで、名称も未定。ここでデモされていたものは、Windows版のCubaseVST上で動作していましたが、来日していたArturiaの技術ディレクターによれば、WindowsだけでなくMac OS9、Mac OSX上でも動作するバージョンがあり、プラグインの形式もVSTインストゥルメントのほか、DXi、HTDM、MASとさまざまなプラットフォームに対応し、スタンドアロンでも動作するとのことです。発売は2003年1月を予定しているとのこと。その後、会場を歩いていた氏家氏に、聞いてみたところ、価格は未定だけれど、FM7より安い価格を目指しているとのことなので、40,000円程度になるのではないでしょうか。

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 もうひとつ見つけた新製品は、ヤマハのブースにあった、MOTIF-RACK。こちらは、名前からも想像できるとおり、同社のシンセサイザMOTIFのラックマウント版。新開発の音源LSI採用や新規アルゴリズムのリバーブ、最大8系統まで使用可能なインサーションエフェクトの搭載しています。また、マルチティンバー機能を強化するとともに、PCベースの制作環境にも対応しています。
 また、同じくヤマハのブースにはHELLO!MUSIC!の新シリーズ3点も展示されていました。これはS03sとXGworks4.0のセットかQY100とXGworks4.0のセット、CBX-K1XGsとXGworks4.0のセット。そういう意味では、あまり目新しさはないのだが、見てみると雰囲気が違う。そうS03s、CBX-K1XGsはいずれもシルバーのモデルとなっており、見た目がちょっと違う新HELLO!MUSIC!専用の商品だそうです。

 これで、年内のこの手のイベントは終了ということになりそうですが、また新製品情報などがあれば、お伝えしていきたいと思います。
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