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Synthesizer Festa 2002レポート MOOGエミュレータ登場!

11月29日、東京の恵比寿でSynthesizer Festa 2002が開催されました。ここにはレトロシンセが展示された一方、各楽器メーカー、ソフトハウスなども集結し、新製品も発表されました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

 11月29日、東京の恵比寿イーストギャラリーにて、YMOの第4のメンバーともいわれる松武秀樹氏が会長をつとめる日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)が主催するシンセサイザーのイベント、Synthsizer Festa 2002が開催されました。平日だというのに、入場制限をするほどの満員状態で大盛況。このSythesizer Festa 2002にはMoogIIIにOB-8、Prophet-5、mini moog、ARP Odyssey、MC-8にMC-4、E-mulaterII……と、伝説(?)の名機の数々が展示されたり、デモ演奏されるとともに、楽器メーカー、ソフトハウス、ソフトベンダーなど各社がブースを出していました。
 会場自体は決して広いところではなかったのですが、ブースを見る限り、この業界の各社がほぼすべて集結。具体的にいえば、ローランド/エディロール、ヤマハ、コルグのメーカー各社に加え、スタインバーグ・ジャパン、メガフュージョン、ミディア、ミューズテクス、メディア・インテグレーション、デジオン、アイデックス音楽総研、フックアップと、全12社。久々に勢ぞろいしたような気がしました。
 会場は大混雑の中、JSPAの面々も来場者と語り合う和気あいあいとした雰囲気。会長の松武秀樹氏のほか、DTMマガジンなどでも有名な氏家克典氏に坂上暢氏、篠田元一氏などなどが練り歩いておりました。ステージにおいては、「バーチャル vs リアルアナログシンセ聞き比べ対決」と称して、Prophet-5とPro-53の聞き比べが行われたり、「今、明かされる「ライディーン」「テクノポリス」のあの音の秘密」というタイトルで、松武秀樹氏などが、当時の機材を用いて曲を再現させるなどユニークな企画が満載で、盛り上がっていました。
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