そのほかのハードとしてはUM-2Cという32CHのUSB MIDIインターフェイス。こちらは従来からあったUM-2/UM-2Eをデザイン変更するとともに、価格を下げたというもの。オープンプライスではありますが、市場価格は7,000円程度になるとのことです。
またスピーカーも全部で3種類登場しています。1つは2.1CHのMA-210。これは6Wのサテライトスピーカー2つと、20Wのサブウーファーという組み合わせのものなのですが、なかなか迫力があり、かつ中域もしっかり出る音質のいいスピーカーなので、重低音が欲しいユーザーにはお勧めの商品です。また私自身も愛用しているモニタースピーカー、MA-10Dの黒タイプのMA-10DBKと、それのアナログタイプMA-10ABKが登場しました。これらは、性能的には従来のものとまったく同じですが、従来の青をベースとした木目調のデザインが嫌いという人にはいいデザインです。これらはそれぞれ国内のみ1000本限定の製品となっています。
一方、ソフトとしては、Cakewalk新シリーズとして音楽CD制作スタジオというものが登場しました。これは海外ではすでにリリースされているCakewalk Pyro 2003の日本語版で、音楽CDを作成するためのツールです。アナログれーコードやテープなどからレコーディングし、そこからノイズを取り除いた上でCD化していく製品ですので、手持ちのアナログソースをCD化したいという人にはとっても便利なソフトとなっています。
そして、もうひとつの新製品が、「今日からはじめるパソコンミュージック」シリーズとして登場した「キーボードをパソコンにつなげちゃOh!パック」。ずいぶん、ベタな名前ではありますが、まさにその名前の通りの製品で、手持ちの電子ピアノやエレクトーン、キーボード型シンセサイザなど、手持ちの電子楽器をパソコンに接続し、楽しもうというパック製品なのです。具体的にはUSB接続のMIDIインターフェイスUM-1と「ミュージック・クリエーター」というCakwalkシリーズの最下位のエントリーソフトをセットとした商品です。価格は定価で14,800円ですから、キーボードを既に持っていて、これからパソコンで音楽をはじめたいというユーザーには気軽にはじめられるパッケージです。