プラグインのほうはどうでしょうか?
名称はSXとなりましたが、当然VSTプラグインがエフェクトの基本となっており、従来のものとも完全に互換性を保ちながら、利用することができます。デフォルトで用意されているエフェクトはかなり変わっていますが、基本的な使い勝手などは従来どおりです。
一方のソフトシンセのプラグインであるVSTインストゥルメントはというと、これも従来どおり使うことができ、互換性もあるようです。ただし、デフォルトで用意されているのはA1というWaldorfのバーチャル・アナログ・シンセサイザと、ベースシンセのVB-1、ドラムユニットのLM-7の計3つのみとなっています。使い方としては、MIDIトラックの出力先をVSTインストゥルメントに設定するだけですぐに利用することができます。また、外部のMIDIキーボードをつなげておけば、リアルタイムで鳴らすことも可能です。ただし、このときに音の遅れはオーディオインターフェイスおよびドライバ次第であり、これらの設定はASIOで行うのも、従来のVSTと同じです。
まだ、本格的に使ってはいないものの、とにかく設計が大きく変わったようで、非常に軽い動作になっていることは間違いなさそうです。VSTユーザーからすると、デザインがあまりにも大きく変わっているため、最初戸惑うところもありますが、基本はやはりCubaseでありSteinbergのソフトであるだけに、30分も触っていれば、だいたいの勘所は掴めてくると思います。
私、個人的には、今後SXをいろいろと使っていくつもりなので、また面白い情報などがあれば、お伝えしていきたいと思います。







