インストールにあたって、まずCubaseVSTとの違いに気づいたのはドングル。VSTの場合はプリンタポートに接続するタイプのものであり、ノートユーザーには非常に使いづらいというものでしたが、今回はUSBタイプのドングルに変わっています。

さっそく演奏させてみたところ、かなり軽快に動いてくれます。試しにパフォーマンスメーターを見ると、結構なトラック数があり、エフェクトも4つ使っているのにCPUの使用率が20%程度となっています。ちなみに、ここで使ったマシンはPentium4-1.5GHzでメモリ640MBを搭載したもの。直感的にもVSTよりも軽くなっているように感じます。
さて、そのプロジェクトウィンドウを見ると、ひとつのオーディオトラックが1つのラインではなく、複数ラインに分かれているものがあります。よく見てみると、各ラインにはボリュームやパン、コントロールチェンジなどがグラフで表示されていて、自由にオートメーション設定ができるようになっています。使ってみると、いくつでもラインを増やし、コントロールするパラメータを自由に選べるようになっていました。


ちょっとずつ、いじりながら、元に戻すためUNDOを実行して気づいたのが、いくらでもUNDOが可能であるということ。Historyという項目があり、ここには編集したすべての履歴が並んでいるので、それを行った場所を指定すれば、そのときの状態に完全に戻すことが可能なのです。これはかなり便利ですね。