■SoundFontはサンプラーのフォーマット
すでにお気付きの方も多いと思うが、SoundFontを読み込んで、鳴らせるシンセサイザは、まさしくサンプラー音源そのものです。つまり、前出のSoundBlaster Live!やAudigyまた、Audio Production Studioなど、いずれもサンプラーであり、しかも、かなり高性能なサンプラーということができます。
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また、実際にサンプラーとして発売されている製品にもSoundFontが扱えるものもあります。たとえば、Emu-EnsoniqのASR-X Proなどもそのひとつです。また、ソフトシンセ、ソフトサンプラーの類にいたっては、もはやSoundFontはデータフォーマットの標準となっており、多くのソフトがサポートしています。
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具体的にいえば、SteinbergのHalion、NativeInstrumentsのBattery、Emagicの EXSP24、UNITYのDS-1、bismarkのbs-1、ちょっと変わりだねではCreamw@reのVolksampler……と数えればキリがないほどです。
その一方で、SoundFontのライブラリもいろいろと登場しており、市販のもの、フリーウェア、シェアウェアなどなどあります。
このようにSoundFontは手軽に扱え、非常に応用範囲も広いすごい規格なのです。ぜひ、一度使ってみてはいかがでしょうか。