DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

文字のフォント感覚で音色を扱える SoundFontって何?(4ページ目)

SoundFontというキーワードを目にしたことのあるけど、よく知らないという人は多いのではないでしょうか。実はかなり画期的なものなのですが、今回はこのSoundFontについて解説してみます。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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■SoundFontはサンプラーのフォーマット

 すでにお気付きの方も多いと思うが、SoundFontを読み込んで、鳴らせるシンセサイザは、まさしくサンプラー音源そのものです。つまり、前出のSoundBlaster Live!やAudigyまた、Audio Production Studioなど、いずれもサンプラーであり、しかも、かなり高性能なサンプラーということができます。
 また、実際にサンプラーとして発売されている製品にもSoundFontが扱えるものもあります。たとえば、Emu-EnsoniqのASR-X Proなどもそのひとつです。また、ソフトシンセ、ソフトサンプラーの類にいたっては、もはやSoundFontはデータフォーマットの標準となっており、多くのソフトがサポートしています。

 具体的にいえば、SteinbergのHalion、NativeInstrumentsのBattery、Emagicの EXSP24、UNITYのDS-1、bismarkのbs-1、ちょっと変わりだねではCreamw@reのVolksampler……と数えればキリがないほどです。
 その一方で、SoundFontのライブラリもいろいろと登場しており、市販のもの、フリーウェア、シェアウェアなどなどあります。

 このようにSoundFontは手軽に扱え、非常に応用範囲も広いすごい規格なのです。ぜひ、一度使ってみてはいかがでしょうか。
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