5月16日、EDIROL(エディロール=ローランドのDTM関連ブランド)から、また新たなDTM関連製品がいろいろと発表されました。YAMAHAが最近ほとんど新製品を出していないのに対し、EDIROLは年に2、3回のペースで積極的に新製品をリリースしていますが、今回も約10製品を登場させました。
すべての詳細を紹介することはできませんが、ここでは速報として各製品の概要について紹介することにしましょう。
■USBオーディオ・インターフェイス
■UA-700
■Windows/Macintosh対応
■予想店頭価格50,000円前後、6月発売
約半年前、UA-5というUSBのオーディオ・インターフェイスが発表され、今、非常によく売れています。これはハーフラックの24bit/96kHzに対応したインターフェイスでしたが、そのUA-5をベースにCOSMテクノロジー採用のアンプ・モデリングとマイク・モデリング、そしてMIDIインターフェイスを搭載したのがUA-700です。このエフェクトはPCと接続せずに、スタンドアローンでも動作させることが可能で、11種類のアンプモデリング、ほか多彩なエフェクトを備えています。
■USBオーディオ/MIDIインターフェイス
■UA-20
■Windows/Macintosh対応
■予想店頭価格20,000円前後、7月発売
UA-20は従来からあった、USBオーディオ・インターフェイスの普及版、UA-30、UA-3Dの後継といっていいインターフェイスです。ただ、スペックは大きく変わり従来の16bit/48kHzから24bit/44.1kHzとなり、ドライバもASIO2.0およびWDMに対応。さらに、MIDIインターフェイスも1系統搭載しています。デザインもUA-30、UA-3Dとは変わったものの、低価格という面は維持しているので、エントリーユーザーはもちろん、上級ユーザーでも満足のいくものとなっています。
■MIDIサウンドモジュール
■SD-80
■Windows/Macintosh対応
■予想店頭価格70,000円台前半、5月末発売
Studio CanvasシリーズSD-90に続いて登場したのが、このSD-80。型番からも想像できるようにSD-90の下位バージョンなのですが、こちらはSD-90からオーディオインターフェイス部分をのぞいた純粋なMIDI音源。1050音色30ドラムセットというスペックはそのままなのですが、ステレオ2系統/モノラル4系統でマルチアウトができるのが大きな特徴です。見れば分かるように、2UハーフラックサイズだったSD-90とは大きくデザインが変わり、横幅280mmの1Uラックタイプとなっています。なお19インチのラックマウント用アダプターおよび、縦置き用スタンドも同梱されています。