DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

【新製品レポート】 SoundBlaster Extigy登場

クリエイティブメディアからUSB接続のオーディオデバイス、Sound Blaster Extigyが発売されました。24bit/96kHzに対応し、5.1ch出力もサポートしたこの製品を使ってみました。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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サウンドカードのデファクトスタンダードであるSound Blaster。

以前、このClose UP!でも取り上げたように、現在最高スペックの製品はSound Blaster Audigyという24bit/96kHzに対応した製品です。10年以上の歴史を持つSound Blasterシリーズですが、これまでいずれも内蔵型のカードであったため、ノートパソコンで利用するということはできませんでした。

一方、ヤマハやローランド(エディロール)、カノープス、オンキヨーなどの各社はいち早くUSBオーディオ製品を開発し、Sound Blasterがトップをいくサウンドカードとは別の市場を作り上げてきました。

その市場にクリエイティブメディアがSound Blasterの名前で強力な製品を打ち出してきたのです。その名はSound Blaster Extigy(エクステジー)。これは縦置き、横置きともに可能な1Uハーフラックサイズのモジュールで、USBで接続して使うものとなっています。

USB接続のオーディオデバイスとしては後発ではあるものの、Exigyは多くの製品とは一線を画しています。というのも、従来製品のほとんどが、16bit/48kHzまたは44.1kHzであったのに対して、Extigyではハイスペックな24bit/96kHzを実現しています。

もっとも、USB製品でこのスペックが初というわけではなく、M-AudioやEmagicなどからも発売されていましたが、Extigyではそれに加え5.1chサラウンドも実現しているのです。もちろんDolby Digitalのデコード機能もハードウェア的に内蔵されています。
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