【3】GM2の登場、そしてフォーマットの統一へ
このようにGSとXGはある程度の互換性を保ちながら競い合ってきたのですが、99年にGM規格の完全上位互換規格としてGeneral MIDI System
Level 2、通称GM2が発表されました。GM2は総合的に見るとGSやXGよりも下位の存在ですが、GSやXGと同様にバンク・セレクトをサポートし、音色数は256音以上と定義されたり、エフェクトも使えるようになりました。
ある意味、GS、XGと競合する第4番目の音源規格といえなくもないのですが、前述のヤマハとローランドのGS、XGの相互乗り入れとともに、今後は協力してGM2を積極的にサポートしていくという発表がされたわけです。
もっとも、現在までのところGMレベル2に対応した音源は少なくローランドのSC-8850やSC-8820、ヤマハのMU-2000、MU-1000、さらにソフトシンセとしてVSC-88H3などがある程度ではありますが、今後GMレベル2対応の音源がどんどん増えてくるものと思われます。
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