国内での正式発表はされていませんが、先日アメリカで行われた展示会「NAMM Summer Session 2001」において、エディロール(ローランドのDTM関連ブランド)からDTM関連製品が一挙に数多く発表されました。オーディオインターフェイス、MIDIインターフェイス、MIDI音源……とさまざまで、詳細については、国内の発表を待ってということにしたいと思いますが、ここではその中のオーディオインターフェイスについて、速報ということで紹介したいと思います。
■エディロールとしての初の大々的製品発表
エディロール(Edirol)という名前に、みなさんはどれだけ馴染みがあるでしょうか?その名前を聞いても、ぜんぜんピンと来ない人もいれば、「あぁ、ローランドのことでしょ」なんて思う方もいるでしょう。
私自身も、この名前について、ちょっと混乱していたので、新製品の話の前に、まず、このエディロールについて簡単に説明しておきましょう。結論からいうと、エディロールとはローランドのDTM関連の新ブランドであり、今後徐々にローランドという名前を無くし、エディロールという名前を前面に出していくそうです。
実際、会社としてもローランドの子会社としてエディロール株式会社というものができ、ローランドとはやや別の戦略で売り出してきています。まあ、エフェクタ系の会社であるボス(BOSS)とローランドの関係とほぼ同じと見ていいでしょう。
ここ数年で、そのブランド名の打ち出し方が、やや入り組んでいて分かりにくかったのですが、ついこの前まであったRolandEDというものが、エディロールに全面移行したものでもあります。
すでに、この5月に発表されたシーケンスソフトCakewalk SONARやモニタースピーカーMA-10などもエディロールブランドで出ているので、いま突然出てきたブランドというわけではないのですが、ローランドがエディロールというブランドを打ち出して、初の大々的な新製品発表が今回になるようです。
それだけに、今回の発表にはかなり気合いが入っており、DTM界としては、久々の強力な新製品群の登場といえそうです。
国内での正式な発表は9月上旬のようなので、まだ詳細はわからないのですが、先日アメリカで行われたNAMM Summer Session2001においては
オーディオインターフェイス
MIDIインターフェイス
MIDI音源
の大きく3ジャンルにおいて、新製品が発表されています(ほかにもモニタースピーカーも発表されていましたが、それはMA-10D/10Aなどで国内においては、すでに発売済み)。