南北の世界を207年ぶりに復活
1月国立劇場の演目は他に『十返りの松(とがえりのまつ)』と『?競艶仲町(いきじくらべ はでななかちょう)』。
『十返りの松』は「百年に一度、一千年に十度の花を咲かせ実が生える」と言われる松の伝説にちなみ、長寿の意味が込められた題。
女方の重鎮中村芝翫と成駒屋一門が、山田流筝曲の山勢松韻を迎え、歌舞伎では本邦初となる舞踊を披露する。
中村芝翫さんは「親子三人で踊れる機会は案外少ない。三人の孫も共演します。おじいさんくさくならないように、若々しく踊りたい」と意気込みを語る。