演目は
『棒しばり』と『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし』。
勘三郎
「以前(ケラリーノ・)サンドロヴィッチさんもこの作品を演出されてたし、面白い話なんですよ。コメディなんです。だから初めて歌舞伎を観る方でも全く敷居は高くないはず。『棒しばり』の方は狂言を題材としたこれもまたおもしろい話。今回息子たち(勘太郎・七之助)が挑戦します」
今回、市川猿之助一門の市川段治郎がメンバーの中に加わった。
勘三郎
「僕、彼のこと好きでね、面白い人だと思います。今まであまり一緒に出ることがなかったんですが、今回『狐狸狐狸ばなし』の方で、イイ男で、でもワルで、気が弱くて憎めないという男の役をやってもらうんです。
歌舞伎って、伝統芸能なのに毎月公演されてる、お客さんがきてくださる。こういう伝統劇脳ってあんまり他の国にはないと思うんですよ。ふつうは年に1度のフェスティバルなどでやっと見ることができるかどうか、なのだそうですよ。日本の歌舞伎くらいのものだと思う。お客様が毎月きてくださるということは、歌舞伎ってやっぱりイイものなんじゃないか。
僕らとしてはこの環境にあぐらかかないよう頑張りたいですね」
勘三郎一座の歌舞伎といえば、とにかく人気でチケットがなかなか取れないのだが・・・。
「チケットね、”売れていて取れない”って言われることが多いけど、
そんなことないですよ? ありますから!(笑) みなさんいらしてくださいね」
赤坂の街で勘三郎歌舞伎を発信 |