『團十郎の歌舞伎案内』PHP新書
さて、今非常~~に話題となっているこの本。
歌舞伎の面白さを成田屋がとことん語る |
江戸歌舞伎の宗家・市川團十郎が、そもそも歌舞伎の誕生とは? そして初代から12代目の当代までの團十郎とはどんな役者だったのか? 現在上演されている歌舞伎の演目の裏話、そして息子・海老蔵との親子の関係等々について、とことん語りつくしています。
それも、通好みの芸談にとどまっていないところがまたユニーク。
2007年、著者が高校生まで学んでいた青山学院大学で集中講義した授業の内容に大幅に加筆修正して上梓されたものなのです。
歌舞伎をほとんど知らない学生向けですから、非常に易しく、しかし本格的に、歌舞伎の源は何かということを、現役の役者として常に感じていた疑問をベースに、語り下ろしています。