Q 五つの中で不得手な役は?
「五役やらせていただくこと自体、大変なことだと思っています。
鳴神上人、粂寺弾正という大変な二役をやったうえにあと三役。心も体も使って修行したい。全部不得手のつもりでつとめようと思います。」
Q なぜ五役一人でやろうと思ったのか?
「いろんな先輩のご活躍を拝見してきました。他の狂言でも十役なさったりした先輩もいらっしゃる。まだ30歳という体力の余裕のあるときにやらせていただく、それが将来のためになるのなら、また演出上お客様が喜んでいただけるなら、全部やってみたいというのが理由です。
挑戦できるのはうれしいことだけれど、責任も負わなくてはならないと思っています。」
2 へ続く。
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