「神を信じた悪魔(ドラクル)と、悪魔を愛した一人の女。革命の足音高鳴る18世紀フランスを舞台に浄血(くり)ひろげられる、悍(おぞ)ましくも美しい禁断のゴシックホラー」
という謳い文句になってます。
このすごい当て字、何か思い出しませんか?
そう、歌舞伎の外題。
『盟(かみかけて)三五(産後?)大切』とか、
『伽羅(めいぼく)先代萩』とか、漢字については歌舞伎はすごいですから。このへん、製作者の遊び心を感じます。
浄血が繰り広げられる、おぞましくも精悍なドラキュラ(いや、やはりヴァンパイアと呼ばせてもらおう)が暗躍するゴシックホラー。そこで頭に浮かぶのは、やはり昨年7月の泉鏡花シリーズの歌舞伎座。海老蔵さんのあのそれこそ、異国の中世の騎士を思わせるような華麗な衣裳を思うと、ドンぴしゃじゃないすか!
ゴシックな雰囲気が濃厚な舞台に? |