これまで、『根元草摺引』『文七元結』『傾城反魂香』『引窓』など、古典作品に挑戦、あるいは古典の外伝・異聞に属する演目を中心に上演することが多かった歌舞伎フォーラムですが、今回20周年記念の演目はなんと小山内薫の作品『息子』。
そしてこれまた明治から昭和にかけての落語を基にした歌舞伎舞踊『応挙の幽霊』という組み合わせ。いずれも近代の作品という、同フォーラムにとっては珍しい狂言建てとなっています。
「昭和10年代の、誰でも努力して上にいける出世できる時代の歌舞伎という新しいテーマに、今回は挑戦することになりました」(竹柴さん)。
街中でもよく見かける公演のポスター |
さてその2では、演目の見どころと、出演役者の抱負をご紹介します。