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国立劇場で元禄忠臣蔵3ヶ月通し上演。1(2ページ目)

国立劇場が開場40周年を記念して10~12月の3ヶ月間、『元禄忠臣蔵』を全篇通し上演する。10月は中村吉右衛門、11月は坂田藤十郎、12月は松本幸四郎と、毎月、大石内蔵助を勤める役者が替わるのが観どころ。

執筆者:五十川 晶子

さて各月の構成を紹介する。

●10月 第一部 
<江戸城の刃傷>
第一幕 江戸城内松の御廊下
    同 御用部屋
第二幕 田村右京太夫屋敷大書院
    同 小書院
<第二の使者>
第三幕 播州赤穂城内大広間
<最後の大評定>
第四幕 播州赤穂城下大石内蔵助屋敷玄関
    同 中座敷
    同 元の玄関
第五幕 赤穂城内表座敷竹の間
    同 黒書院の間
第六幕 赤穂城大手御門外
    赤穂城外往還

まさに浅野内匠頭の江戸城での刃傷事件からドラマは始まる。切腹の悲報が赤穂城に届き、ついに内蔵助は「天下の御政道に反抗する気だ」と敵討を決意する場面が観どころだ。
10月に内蔵助をつとめる吉右衛門。
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