歌舞伎フォーラム公演 『松王下屋敷』出演の六人の子役たち
18回公演の制作発表より。 |
「間違えても台詞を繰返したり止まったりしないようにしたいです!」
「お稽古が楽しいです」
制作発表開場に響き渡る元気な子供たち六人の声。そう彼ら/彼女らは第18回となる歌舞伎フォーラム公演の『松王下屋敷』で小太郎役を勤める子供たちなのだ。「声が大きい」「主役と背丈が釣り合う」がオーディションの選考基準で、100名強の中から六歳から八歳までの、五人の男子と一人の女子が選ばれた。日本舞踊やダンス、CM出演などの経験のある子供もいるが、歌舞伎出演は今回が初めてという子供ばかり。
立ち居振る舞いから正座など基本的な所作の指導から始まった稽古も、いまや佳境を迎える。競争心も加わって、「形にだんだん気持ちが乗り始めている」(子役指導・兼元さん)というから、子供ってスゴイ!