歌舞伎/歌舞伎関連情報

メタ歌舞伎な 『研辰の討たれ』再演 1

元小劇場フリーク対歌舞伎ファンが、今回の『研辰』について熱い議論を戦わせる!? 以前、『野田版 鼠小僧』の際にも登場したあの二人がまたまた帰ってきた!(って誰も待ってないけど)。

執筆者:五十川 晶子

野田秀樹の作品をコマショー(東大・駒場小劇場)の頃から観ている小劇場フリーク男・Sと、歌舞伎観劇歴20年の女・Kが、再演『野田版研辰の討たれ』について意見をを戦わせています。( 『野田版 鼠小僧』もご参考に。)
『研辰の討たれ』のストーリーに着いてはココ

2003年初演時の制作発表より


勘三郎とメタ歌舞伎


●待ちに待った再演!
K ついに再演したね。
S 初演の時はそりゃ大変な騒ぎだった。
K 毎夏、八月の歌舞伎座は、若手役者が中心となって、三部制。値段も手ごろだし客層も若いのよね。ふだんは『四谷怪談』とか、『牡丹燈籠』などの怪談ものをすることが多いけど、2001年の夏は、異様な雰囲気だった。
S あの作品でいろいろと演劇賞を受賞したっけ。
K 初演の時は、あの作品がどう客に、歌舞伎ファンに受け入れられるか、役者さんたちも相当いろいろな思いで初日を迎えたらしいよ。
S それがすばらしく好評で、歌舞伎座初めてのカーテンコールだったらしい。
K その演目で襲名披露をやろうっていうんだから、新しい勘三郎ってやっぱりすごいよね。
S さて今回は再演なわけだ。
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