チケットをどう入手するのか。歌舞伎4百年の今年、「初めてだけど観てみたい」という方からよく聞かれる質問のナンバーワンです。ですが意外に知られていないようで。伝統芸能だからといって、何か特別な方法があるわけではありませんのでご安心を。
☆まずは情報入手です
チケット前売りの数日前に全国紙広告が掲載されます。歌舞伎座で1カ月前、国立劇場では毎年9月に翌年3月までの演目が決まります。プレイガイドや各劇場でも分かります。
☆電話予約が一般的です
歌舞伎座の場合、公演の1カ月前の15日午前10時から予約開始。
チケットホン松竹:03-5565-6000
国立劇場:03-3230-3000(代)
もちろん松竹直営の劇場ならどこでも直接購入できます。
☆そしてチケット受け取り
宅配便、劇場窓口、現金書留で返信用封筒を同封
☆会員になってしまおう
たとえば東京では、「歌舞伎会」や国立劇場「あぜくら会」の会員になると、優先電話予約受付日を利用できたり割引特典があります。
歌舞伎座の場合、一般発売の数日前から予約できるので有利です。また特別会員になると、さらに数日早く予約できる特典も。ただ特別会員になるには歌舞伎会カードで前年の切符購入などの利用実績が必要となります。
ちなみに歌舞伎座の特別会員でも、その月の興行分については4枚までしか予約できません。
☆ネットで予約する。
歌舞伎座ではインターネットでチケット予約できる会員制の「歌舞伎座チケットドットコム」を開設しています。
なかなか日中は電話予約しづらいという方はお勧めです。
☆当日売り、幕観席なら劇場で直接購入
一幕観席や、当日券なら当日劇場窓口で直接買うことももちろんできます。
当日券の場合、10:00AMから。もちろんキャンセルが出なければ買うことはできないので念のため。また銀座周辺のチケットショップで、よい席が、え、この値段で?というチャンスも。
歌舞伎座など一幕観席は、2つ以上の演目を続けて買うこともできます。以前は「ちょっとだけ歌舞伎に触れたい」という外国人が多かった幕観席ですが、最近は外国人といわずいつも混んでいる、チケット売り場前に人が並んでいるというのが筆者の印象です。
他に、役者後援会の優待や、劇場友の会などから入手することもできる。
会報や公演パンフも使いやすい情報源。左は国立劇場、右は歌舞伎座会員用。写真右:チケット
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