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紅白歌合戦からハロプロが消えた・・・

ここ10年「ハロプロ枠」での「紅白歌合戦」出場が続いていましたが、今年は「ハロプロ」どころか「アイドル枠」が消えています。先日のハロプロ解体=卒業者の報告のNEWSも含めてお送り致します。

執筆者:遠藤 ひろ

 ハロプロどころかアイドル枠が無いじゃないか…

紅 組 白 組
aiko  7    秋川雅史  3   
青山テルマ  初    Aqua Timez  2   
秋元順子  初    五木ひろし  38   
絢香  3    EXILE  4   
アンジェラ・アキ  3    北島三郎  45   
いきものがかり  初    北山たけし  4   
石川さゆり  31    キマグレン  初   
大塚愛  5    木山裕策  初   
川中美幸  21    コブクロ  4   
GIRL NEXT DOOR  初    ジェロ  初   
倖田來未  4    羞恥心 with Pabo   初   
伍代夏子  15    SMAP  16   
小林幸子  30    東方神起  初   
坂本冬美  20    TOKIO  15   
SPEED  4    徳永英明  3   
天童よしみ  13    氷川きよし  9   
中島美嘉  7    平井堅  6   
中村美律子  13    布施明  24   
浜崎あゆみ  10    ポルノグラフィティ  7   
Perfume  初    前川清  18   
一青窈  5    美川憲一  25   
平原綾香  5    Mr.Children  初   
藤あや子  16    水谷豊  初   
藤岡藤巻と大橋のぞみ   初    森進一  41   
水森かおり  6    森山直太朗  3   
和田アキ子  32    WaT  4   
※数字は出場回数で、歌手名が太字になっているものは初出場または返り咲き。(50音順)

ハロプロが消えてまた1つのアイドル歌謡黄金期が過ぎたと言えるのではないでしょうか?…南沙織が「17歳」で初出場した1971年以来たびたび起こる「アイドル歌謡旋風」は、中三トリオ・ピンクレディーの70年代を経て聖子・明菜の80年代で最高潮に盛り上がりますが、90年代に「Being系(B'Z・ZARD等)や小室系音楽の台頭」や「バンドブーム」などで一度失速します。しかし98年のモーニング娘。の初登場以降は「ハロプロ天下の黄金期」でした。

演歌や昭和歌謡系アーティスト(和田アキ子・布施明等)以外で10回以上出演している歌手は「SMAP」「TOKIO」「浜崎あゆみ」だけになりましたが(全52組)、近年は日本人の心の中に「大晦日に紅白を見ながら年越しを迎える」という概念が生活習慣の変化もあって無くなってきたため視聴率も昔ほど高くなく、歌手達も同様に昔ほどの思いが少ないのか?「締めは紅白に出たい!」と言わなくなりました。

逆に「紅白に出たい」と言っていた中川翔子や全国制覇を着実に進めているAKB48が昨年「アキバ枠」なる企画モノ扱いされていたので「今年はどうなるか?」と思っていたのですが、やはり企画モノとして1回でやめてしまったのはとても残念です(アキバ文化をブームにしてしまったマスコミと例の事件の影響もありますよね…リア・ディゾンが出たのが今思うと企画扱いの様を強くしてしまっていたようにも感じます)。

その枠の継承がPerfumeだったんでしょうか?私の認識ではPerfumeはアイドルではなくアーティスト枠なので、もっとアイドル枠寄りの「森高千里」のような存在や「宮沢りえ」や「広末涼子」が若くして出演したように初々しい「美少女アイドル枠」に相当する存在が待ち望まれます。04年の「上戸彩」以来出て来ていないです…

「アッキーナ(南明奈)が歌うまかったらなぁ?」とか「ガッキー(新垣結衣)が元気キャラで歌ってくれたら良かったのになぁ?」とかありますが…ここの枠がいそうでいないですね?

「十年一昔」とか「時代は繰り返す」と言われる言葉を考えてみたら今こそその枠(前述の待望アイドル枠)を攻められる新しい人材がいたなら新たな黄金期に成りうるとも言えると思います…ハロプロを脅かす新勢力はどこから出てきてもおかしくないと思います。2009年は私も活動の場を広げて「新人の発掘&育成」に関わる案件に関わっていきたいと思います。

2009年はそんな現状を察してか?アップフロントさんは「革命元年」と謳って新春の2日から「Hello! Project 2009 Winter ワンダフルハーツ公演」を「新生ハロプロ」のメンツで行ないます。ガイドはこの中にいる真野恵里菜(まのえりな)という弱冠17歳の子が鍵を握っていると思っていまして来年の動向が気になるので追いかけて行きたいと思います。

さてではその「新生ハロプロ」に関してですが…10月19日に「ハロプロ新体制のお知らせ(次ページ参照)」がHP上に上がり大騒ぎになりました。一口に10年といっても色々あって、中でも後半の「できちゃった結婚の嵐」と「写真週刊誌との攻防」は往年のアイドルFANには愕然とするものばかりでした。でもそれも新人類のなす行動…応援する側も時代の流れに合わせないといけない時代になってきたのかな?と思わせてくれる事件・問題ばかりでした。

「人間なんだから恋愛して当然!」でいいのでしょうか?…私はエンターテイメント業界に身を置く演者自らが「夢を売る職業に居られる立場である事」を考える事ができる人間であればそんな問題は起きないと思いますので自ずと演者側の認識の甘さが問題だったとわかる事ばかりだったと思っています。そして「そうならないための環境を作れるスタッフの下であったかどうか?」が次の問題です。才能と環境とタイミングが揃ってこそのエンタメ業界ですからね…

次のページも引き続きハロプロ事情をチェック!
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