その後、江木俊夫、青山孝、おりも政夫、北公次氏などによるフォーリーブス」がデビュー。ニュータイプのグループサウンズとして「オリビアの調べ」「地球はひとつ」などをヒットさせる。安保闘争の真っ只中、国中の若者がヘルメットと火炎瓶を身にまとう60年代にジャニーズ事務所が発足した。

そして、ジャニーズ事務所の地位を決定的に高めたのが70年代に登場する”郷ひろみ”の登場だ。「よろしく哀愁」ではジャニーズで初めてのオリコン1位を獲得、日本レコード大賞、日本歌謡大賞、ゴールデンアロー賞と数々のビッグタイトルを獲得。郷ひろみの登場なくして今のジャニーズはなかったかもしれない。

ちなみに70年代にはカイヤ騒動も記憶に新しい、川崎麻世もデビュー。川崎麻世はプロマイド写真の売上3年連続1位という栄誉も持っている。この時期には普通の女の子や男の子でもスターになれる伝説の番組『スター誕生』が生まれ”アイドル”というカテゴリーが認知されはじめる。

60年、70年代の前半20年のポイントはやはり”郷ひろみ”の出現だったのだと思う。80年代のアイドル全盛期を前に当時トップスターと呼べる人材を輩出したのは、ジャニーズ事務所にとっては大きな転換期だったはずだ。

また70年代は、ほかにもいくつかのグループがデビューしているが”郷ひろみ”のネームはそれらを打ち消すほどの存在。ドラマ、映画、歌、バラエティと多方面に活躍するトップマルチタレントのさきがけでもあった。こうして、芸能界での地盤を固めてきたジャニーズ事務所は栄光と繁栄の80年代、90年代へと突き進んでいく。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。