2000年は、米倉涼子にとって充実した一年だったにちがいない。数々のCMを持ち、1月『恋の神様』(TBS)、4月『天気予報の恋人』(CX)、7月『20歳の結婚』(TBS)、10月 『ストレートニュース』(NTV) など4本ものレギュラードラマ、大胆なショットで話題を集めたファースト写真集『TOUGH』の発売などハードなスケジュールを組む一年。また今年1月からは『明石家マンション物語』(CX水曜10:00)のレギュラーとして活躍している。バラエティー番組のレギュラーは彼女にとってはじめてのものとなる。

お笑い系列のバラエティに出演して人気女優というコースには松嶋菜々子がいる。松嶋の場合、とんねるずのみなさんのおかげですのドラマ『近未来警察072』に出演、体を張ったお笑いを披露した後、「お・ま・た」のセリフが記憶にのこる1995年日産アベニール・サリューCM、その後1996年NHK朝の連ドラ『ひまわり』の主役として抜擢され、本格的に女優としての活動を開始、現在の人気女優としての地位を築いた。

人気女優への契機は1994年11月からの『みなさんのおかげです』だった。それ以前にも旭化成のキャンペーンガールなどを経験しているが、バラエティー出演後、松下電工の「きれいなおねえさんシリーズ」にはじまり住友生命、山之内製薬、ロッテ、NTT、JRA、キリンビバレッジなどテレビCMも破竹の勢い。

当時、木曜日9時のこの番組は高視聴率を続出させる告知度抜群の番組。この中で、松嶋は「這いつくばって腰をくねらせる」という今からは想像できない「芸」を恥じらいもなく披露した。正直このあたりのインパクトは彼女の知名度を急激に押し上げた。「あんなかわいい子が、なぜ?」「とんねるずは悪魔だ」などなど。

とにかく今でも鮮明に印象にのこるシーンだった。バラエティでの踏ん張りもあって松嶋菜々子という名前は次第に浸透していった。高視聴率を叩き出すテレビバラエティでは、知名度を爆発的に押し上げることになる。