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おバカタレント、その真価を探る(2ページ目)

毎日、各局のバラエティでよく見る「おバカタレント」たち。次々にCDデビューも果たして、アイドル的人気を獲得してる彼らって、そもそもどーゆー人たちなの? そんな素朴な疑問に、お答えするつもりでまとめました。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

「おバカ」に必要不可欠なもの

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もうすぐクリスマス [Single CD] ~里田まいwith合田兄妹
※「クイズ!ヘキサゴンII」から新ユニットが誕生。里田まい(カントリー娘。)がmisono&藤本敏史(FUJIWARA)の合田兄妹とユニット結成。年末も盛り上がりそうです。
冒頭に、クイズブーム、おバカブームと記しましたが、現在「おバカ」を売り物にしたクイズ番組は「ヘキサゴン」以外に、ほとんど見当たらなくなりました。決してブームが去ったわけではなく、「ヘキサゴン」のようにうまく「おバカ」を操れる番組がないからでしょう(唯一対抗できるのは、「めちゃイケ」の抜き打ちテスト企画くらい?)。

「ヘキサゴン」MC、島田紳助の名司会ぶりは誰もが知るところですが、彼がいなければここまでの「おバカブーム」が生まれなかったことも確かです。どこにそんな力があったんでしょうか。

番組の中でおバカな解答や発言があった時、そこに「全力で突っ込む」こと。それこそがバラエティMCに課せられた使命です。そこに少しでも「冷笑」や「お約束」の素振りを視聴者に感じさせたら、番組は失敗に終わるでしょう。しかも「バカッ」と突っ込むより「アホッ」と言った方が、笑って見られる。その点を充分に把握していると思います。

この先「おバカ」の進む道は?

ここまで述べてきたように、単に「おバカ」と言っても、決して誰でもなれる訳ではなく、その扱い方は繊細極まりないものです。さらにもう一つ残酷な事実が控えています。それは「代わりはいくらでも出てくる」ということ。

ただ、本人はもちろん事務所サイドにしても、おバカアイドルを生み出そうとか、ましてや捏造してしまおうなんて考えることは、絶対に避けるべきでしょう。「おバカ」とはなるものではなく、気づいたらそこに存在していたというものなのだから。

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