先日、「お笑い芸人はなぜモテるのか?前編」という記事にて、彼らが女性にモテる要素を3つの側面からまとめました。今回は、お笑い芸人を語るうえで外すことのできない「おっかけ」と呼ばれる女の子たちに注目します。お笑い芸人の何が彼女たちをそこまで突き動かすのか?その仕組みを探ってみました。

身近であること ~きっかけ作りのハードルが低い~

「すいません!写真いいですか?」の図。若手芸人には写真も比較的気軽に御願いできます。
「すいません!写真いいですか?」の図。若手芸人には写真も比較的気軽にお願いできます。
まず、お笑い芸人、特に若手芸人は出会いのハードルが低いです。ライブが終われば劇場のロビーにチケットを売りに来ますし、ちょっと出待ちをすれば洒落た私服で普通に現れます。

ジャニーズをはじめとしたアイドルグループに見受けられるSP的な男共は皆無といっていいでしょう。話しかけようとすれば話しかけられるし、写真もそれほど労せず撮ってもらえます。加えて、芸人サイドもそういった女性たちを無下に扱ったりしません。手売りチケットのノルマも果たさねばなりませんし、売れないうちからファンの子を大事にしないのはよほどの器じゃない限りマイナス要素です。そして芸人たちも所詮は人の子。若い女の子にチヤホヤされたら悪い気はしません。

つまりさっきまでは話すことも出来ない存在だと思っていたのに、30分後には同じ会話の中にいる。なんていうことが実現可能なわけです。ガラスを割ってメチャクチャ怒られると思っていたのに、謝ってみたら案外怒られなかった。みたいな意外性がそこには存在します。こういったコミュニケーションの連鎖が「おっかけ」のメカニズムなのです。

情報戦 ~知っていることの優位性~

このメカニズムは、やみつきになります。次に会う時はもっと喋りたい。何か喜ぶものをプレゼントしたい。こういう気持ちになるのに大して時間はかかりません。日常生活で異性を好きになるのと同じ気持ちですよね。ただ一つ違うことは、彼女たちにとって芸人との接点が限られているということ。要するにライブ会場の「入」と「出」が重要な戦場なのです。よって彼女たちはそのタイミングに全力を投じます。

すると数多いファン(ライバル)の中から自らを差別化するための情報戦が火蓋を切ります。芸人さんが発する言葉の一字一句に耳を傾け、次の話題やプレゼントの参考にするのです。そして「私はあなたをよく知っているので」という無言のアピールを行ないます。
かつて私の知人で「おっかけ」をしていた子に、仲間内で浸透していた、「おっかけ」としての基本7カ条というのを聞いたことがあります。