外貨MMFは高利回りも狙える
2011年10月25日現在の直近7日間平均利回り(課税前)。金融機関によって扱うMMFの商品の種類が異なります。同じ通貨のMMFでも商品によって利回りが違うので、過去の利回りを比較しておきましょう。(クリックすると拡大します)
リーマンショック以降、景気回復の政策として世界各国で金利が引き下げられていますが、日本の超低金利に比べれば高めの国も。特にオーストラリアは複数回金利の引き上げが行われ、先進国の中では高い水準を保ってます。
実際の外貨MMFを見てみると、上図のように、米ドルやユーロは1%に程遠い利回りですが、豪ドルは4.142%(ダイワ外貨MMF)と他の通貨に比べ高利回り。主要通貨の米ドルやユーロが不安定になりつつある現在、資源国として注目されるオーストラリアドルは人気通貨となっています。
外貨MMFは為替手数料が低いのも大きなポイント
さらに外貨預金に比べ為替手数料が安いのもメリット。例えば、多くの米ドルの外貨預金では往復2円手数料がかかるのに比べ、外貨MMFの場合、大手証券会社では往復1円、ネット証券では0.5円が主流です。外貨MMFの利用法
毎月積み立てた外貨MMFをつかって、外国債券や海外ETF(金融機関で取り扱いのある場合)などの外貨建て金融商品を購入することも可能です。また、保有する外貨建て商品が満期を迎えた際、円高で為替差損が生じてしまう場合は、円に両替せず外貨MMFに入れておいて円安を待つなど、一時保管先としても利用できます。一部の証券会社ではMMFをドルやユーロのまま外貨送金することも可能です。野村証券の場合は、通常5,000円以上かかる外貨送金手数料も証券会社持ち(受取金融機関によっては受取手数料がかかる場合あり)。海外で引き落とせる外貨預金口座に送金すれば、外貨MMFで増やした資金を海外旅行先の現地ATMで引き落とすこともできます。
【関連記事】
外貨MMFのメリット・デメリット
外貨MMF利回り比較・ランキング
外貨MMFはどこで買えるの?
外貨MMFに適した証券会社の選び方
銀行でもできる!外貨MMF
外貨MMFの基礎を学ぼう
外貨預金の基礎を学ぼう